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渇いた心に水を注ぐ
第10章 嘘の代償〜梨香子
圭人は薬のせいなのか、お酒のせいなのか、
全く目が覚める様子がなかったから、
服を全部脱がせて、取り敢えず寝た。

朝になって圭人が起きてから、
あたしが無理矢理、圭人とセックスをした。

後にも先にも、
圭人としたのはその時だけだった。

後は、妊娠したって嘘をついて、
結婚したけど、
何かと理由をつけて、
圭人とは寝なかった。


だって、あたしは、
絵美と2人で、
或いはそこに賢人さんが入って3人でするのが一番気持ち良くて幸せだったから。


それなのに、絵美達は、もうあたしと寝てくれなかった。

圭人とあたしを結婚させるのが目的だったから。


だから、なんか、どうでも良くなったし、
バカ丁寧にあたしに接してくれる圭人にもイライラしちゃって、
妊娠も嘘だったって言ってしまった。

そうしたら、圭人はその後、
あたしにはもう、触れようとしなかった。


あたし、その頃はもう、
中毒にみたいにセックスしたくて、堪らなくて…。

圭人が早朝仕事で夜早く寝るのと、
寝室が別なのを良いことに、
夜、家を抜け出してはクラブやバーで物色して、
色々なオトコや女の子と寝るようになってた。

圭人、気づいてなかったでしょ?


そういうお店のトイレとか、非常階段とかでヤル時もあったし、
ラブホとかに行ってそのまま出勤することもあった。


翔くんがアシスタントで入った時は、
正直、タイプだったから、
すぐに誘惑して、
しょっちゅう寝てた。

店でね?

セックスの相性も良かったし、
若いから何度でも勃つし、
失くしつつある若さを取り戻せるような感じもしてた。


でも、圭人にそれを見られてから、
翔くんはあたしを避けるようになって、
いつの間にか、
ヘッドスパやってた彩ちゃんと付き合うようになってて、
2人同時に辞められちゃったってわけ。


店もボロボロ。
あたしも独り。


好きでもないのに、
玉の輿とか、口車に乗って、
圭人を騙して子供が出来ただなんて嘘をついたことで、
しっぺ返しを喰らったと思ってる。

やったことの代償ってこと。


遊び過ぎたからなのか、
元々なのか、
あたし、子供が出来ないみたいだし、
オンナとしても終わってるなって。


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