この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
寝取られた人妻
第3章 再び
私は月曜日から仕事に出ていた。
町の図書館で司書として働いていた。
書物の管理全般が仕事だった。
お客様に貸し出したり、返却された書物の管理が主だった。
それに返却日を過ぎてもなかなか返却されない書物に関してはお客様に電話や郵便で催促をしたりもするのだ。
この図書館で働き始めてもう6年になる。
職場に来るとシャキッとする気がした。
やはり無理して出てきて良かった。
働いている内は余計な事を考えなくて済むのだ。
「あのう、借りたい本が見つからないんですけど・・」
若い女性から声をかけられた。
「どのようなジャンルの本ですか?」
私はお客様をお探しのジャンルの書棚に案内し、一緒に探してあげた。
「ありがとうございました」
お目当ての本が見つかり、彼女は嬉しそうだった。
この時が私の一番好きな瞬間だった。
「今日、会社で常務に会ったよ。料理は美味しいし、おまえとも会えて嬉しかったってさ」
夕食の時に夫が言った。
「そう・・ですか?それは良かったけど・・もううちには呼ばないで下さいね」
私は本音を言った。
「え?どうして?常務も喜んでたじゃないか?」
人の良い夫は自分の妻が寝取られた事を知らなかった。
そしてまた機会があれば、常務を我が家に呼ぼうとしているのだ。
「だって、あなたは酔っ払って先に寝ちゃうし、その後は私が相手をしたのよ」
私は恨めしげに夫を睨んだ。
「ああ、そうだったな。ごめん、ごめん!じゃ、しばらくは遠慮するからさ」
夫は頭を掻きながら笑うのだった。
(まったく・・!笑い事じゃないのよ・・!でも、あなた・・私はあなたを裏切ってしまったの・・。ごめんなさい)
私は心の中でそう夫に詫びるのだった。
勿論、もう常務には会うつめめりはなかった。
あの時は自分でも信じられない位に泣きじゃくってしまったが、あんな事は2度とあってはいけない事だった。
町の図書館で司書として働いていた。
書物の管理全般が仕事だった。
お客様に貸し出したり、返却された書物の管理が主だった。
それに返却日を過ぎてもなかなか返却されない書物に関してはお客様に電話や郵便で催促をしたりもするのだ。
この図書館で働き始めてもう6年になる。
職場に来るとシャキッとする気がした。
やはり無理して出てきて良かった。
働いている内は余計な事を考えなくて済むのだ。
「あのう、借りたい本が見つからないんですけど・・」
若い女性から声をかけられた。
「どのようなジャンルの本ですか?」
私はお客様をお探しのジャンルの書棚に案内し、一緒に探してあげた。
「ありがとうございました」
お目当ての本が見つかり、彼女は嬉しそうだった。
この時が私の一番好きな瞬間だった。
「今日、会社で常務に会ったよ。料理は美味しいし、おまえとも会えて嬉しかったってさ」
夕食の時に夫が言った。
「そう・・ですか?それは良かったけど・・もううちには呼ばないで下さいね」
私は本音を言った。
「え?どうして?常務も喜んでたじゃないか?」
人の良い夫は自分の妻が寝取られた事を知らなかった。
そしてまた機会があれば、常務を我が家に呼ぼうとしているのだ。
「だって、あなたは酔っ払って先に寝ちゃうし、その後は私が相手をしたのよ」
私は恨めしげに夫を睨んだ。
「ああ、そうだったな。ごめん、ごめん!じゃ、しばらくは遠慮するからさ」
夫は頭を掻きながら笑うのだった。
(まったく・・!笑い事じゃないのよ・・!でも、あなた・・私はあなたを裏切ってしまったの・・。ごめんなさい)
私は心の中でそう夫に詫びるのだった。
勿論、もう常務には会うつめめりはなかった。
あの時は自分でも信じられない位に泣きじゃくってしまったが、あんな事は2度とあってはいけない事だった。