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寝取られた人妻
第3章 再び
常務が我が家を訪れてから10日程過ぎたある日、事件は起きたのだった。
いつものように私が図書館で働いていると、「この本を探しているんですが見当たらないんです」とスーツ姿の男性から声をかけられた。
『人妻が他人の男性を好きになる心理』
男性から受け取ったメモにはそう書かれていた。
「・・?」
一瞬、自分の目を疑ったが、間違いなくメモにはそう書かれていた。
「お客様、こういう書物は当館には・・」
置いていません!
そう答えようと男性の顔を見た私はその場で凍り付いてしまったのだった。
何と、そこにはあの常務が立っていたのだ。
私は思わず後退りし、生唾を呑んだ。
「いやあ、この前は美味しい料理をありがとうございました。それからもっと美味しい体も・・ね!」
最後だけは声を潜めて囁いてきた。
周りにはお客様も同僚もたくさんいるのだ。
どうしてこんな所に・・?
「その本を探しているんですが・・」
常務は真面目な顔付きで再び話しかけてきた。
「あ、ありません!」
私は思わず強い口調で答えてしまった。
周りのお客様達が何事かとこちらへ視線を向けた。
「おかしいなあ。タイトルが違ったかな?もしかすると、『夫を裏切って他人の男性に抱かれた人妻』だったかな・・?」
常務は人目も憚らず、堂々といかがわしいタイトルを口にするのだった。
「ちょ、ちょっと・・こっちに来て下さい!」
私は周りの目が気になり、とにかく人のいない場所へ常務を連れて行った。
「奥さん、いくら何でも昼間から・・しかもこんな所で・・?困るなあ」
常務は訳のわからない事を口にしながら、喜んで私に付いてきた。
私は一番奥のいかにも難しい宗教や精神論のコーナーへ常務を連れて行ったのだ。
ここならめったに人も来なかった。
「常務、いったい何のつもりですか?」
私は腰に手をやって説教のつもりで口を開いた。
「いやぁ、奥さんがその後どうしてるかと思って・・ね」
常務がイヤらしい笑いを浮かべた。
「ここは私が働いている職場なんです。帰って下さい!」
私は周囲に気遣いながら、強い口調で言った。
いつものように私が図書館で働いていると、「この本を探しているんですが見当たらないんです」とスーツ姿の男性から声をかけられた。
『人妻が他人の男性を好きになる心理』
男性から受け取ったメモにはそう書かれていた。
「・・?」
一瞬、自分の目を疑ったが、間違いなくメモにはそう書かれていた。
「お客様、こういう書物は当館には・・」
置いていません!
そう答えようと男性の顔を見た私はその場で凍り付いてしまったのだった。
何と、そこにはあの常務が立っていたのだ。
私は思わず後退りし、生唾を呑んだ。
「いやあ、この前は美味しい料理をありがとうございました。それからもっと美味しい体も・・ね!」
最後だけは声を潜めて囁いてきた。
周りにはお客様も同僚もたくさんいるのだ。
どうしてこんな所に・・?
「その本を探しているんですが・・」
常務は真面目な顔付きで再び話しかけてきた。
「あ、ありません!」
私は思わず強い口調で答えてしまった。
周りのお客様達が何事かとこちらへ視線を向けた。
「おかしいなあ。タイトルが違ったかな?もしかすると、『夫を裏切って他人の男性に抱かれた人妻』だったかな・・?」
常務は人目も憚らず、堂々といかがわしいタイトルを口にするのだった。
「ちょ、ちょっと・・こっちに来て下さい!」
私は周りの目が気になり、とにかく人のいない場所へ常務を連れて行った。
「奥さん、いくら何でも昼間から・・しかもこんな所で・・?困るなあ」
常務は訳のわからない事を口にしながら、喜んで私に付いてきた。
私は一番奥のいかにも難しい宗教や精神論のコーナーへ常務を連れて行ったのだ。
ここならめったに人も来なかった。
「常務、いったい何のつもりですか?」
私は腰に手をやって説教のつもりで口を開いた。
「いやぁ、奥さんがその後どうしてるかと思って・・ね」
常務がイヤらしい笑いを浮かべた。
「ここは私が働いている職場なんです。帰って下さい!」
私は周囲に気遣いながら、強い口調で言った。