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母親を調教した俺
第2章 情事
その夜。

俺は一足早く帰宅し、部屋を掃除して三浦さんが来るのを心待ちにして待っていた。

三浦さんはちょうど7時にやって来た。

俺と三浦さんは早番だったから、店が閉まる7時前に帰れたのだ。

「遅くなってごめんなさい。お腹空いたでしょ?すぐ作るわね!」

三浦さんはそう言うと上着を脱いで、ブラウスの袖をまくるとさっそく料理を作り始めたのだった。

他人に料理を作ってもらうなんて、久しぶり・・いや、初めてかも知れなかった。

まるで新婚の家庭のようで嬉しかった。幸せだった。

「お店を上がろうとしたら、中年の男性のお客が来て、私に食事にでもいかないか?ってしつこく誘うのよ・・」

「ええっ、三浦さんを・・?」

俺は憤った。

「でも、家族が帰りを待ってるからって・・丁重にお断りしたわ」

そう言って三浦さんはおかしそうに笑った。

「今度、そいつが来たら俺が追っ払ってやりますよ!」

「ダメよ!その男性、よく買いに来てくれるお得意様なんだから・・」

三浦さんが料理を作りながら俺に警告した。

「え?そうなんだ?でも、そいつ・・三浦さん目当てなんじゃない?」

「そうだとしても・・ちゃんとお買い上げしてくれるんだから・・」

三浦さんが『わかった?』と俺に同意を求めるのだ。

「はいはい、わかりました!」

俺は夕食ができる間、時間を持て余していたから、テレビでも見ようかと思い、リモコンのスイッチを入れた。

『ああん・・あっ、あっ、ああああっ・・!』

するとテレビの画面に裸の男と女が現れ、途端にけたたましい女の嬌声が部屋に響いたのだった。

「うわっ・・?」

俺は慌ててリモコンのスイッチをオフにした。

した・・つもりだったが、実際には音量が更に高くなり、大音量になってしまった。

三浦さんが何事かと駆け付けてきた。

「あ、いや、これは・・その・・」

慌てた俺はリモコンのスイッチを押しまくり、やっとの事でオフにしたのだった。

「今のが・・アダルトビデオ・・?」

三浦さんが額にシワを寄せている。

「あ、あの・・俺も年頃の若者なんで・・定期的にヌイておかないと・・その・・」

俺は必死に言い訳した。

「まあ、そうなんでしょうね・・?」

三浦さんはチラと横目で俺を睨みながら、とりあえず納得してくれたようだった。


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