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母親を調教した俺
第4章 驚愕
(三浦さんが・・俺を産んだ本当の母親・・?こ、こんな偶然て・・あっていいものか・・?いや、でも、まだ確実にそうと決まった訳じゃない!東京は広い。同年代の同姓同名の女性がいても何の不思議もないのだ)

俺は心の中で激しく葛藤していた。

俺が物心ついた時には今の母さんがいた。

だから、本当の母親の面影も名前も教えられなかったし、知らなかった。

それなのにこんなに広い東京で偶然出会うなんて・・

俺は東京の大学に進学し、大学を中退後も実家のある福島には帰らなかった。

三浦さんも親父に家を追い出され、行く宛もなく東京へ出てきたのだ。

そんな2人がこんな劇的な再会を果たすとは・・



信じられなかった。
 
アパートに帰ると三浦さんが待っていた。

合鍵を渡してあったのだ。

「お帰りなさい。久しぶりの実家はどうだった?」

三浦さんには実家が福島だという話はしていなかった。

「両親とも久しぶりに息子の顔を見て嬉しそうだったよ」

「良かったわね。ご両親も安心したんじゃない?」

三浦さんは夕食を作って待っていてくれた。

俺は実家が福島だという事は三浦さんには話さないでおこうと思った。

もし、俺の実家が福島だと知れば、三浦さんは俺の素性を知りたがるに違いなかった。

それで俺が自分が産んだ子どもだと知ったら・・

感動の母と子の対面とはいかないだろう。

まさか、男と女の関係の俺達が実の母と子だなんて・・

俺も三浦さんもショックで失神してしまうに違いなかった。

俺は三浦さんの素性を詮索するのをしばらくやめようと思った。

少なくとも今は互いに幸せなのだから、これでいいではないか・・?

そう思う事にした。

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