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第3章 不覚

何を思ったのか、矢野はいきなり久美子をうつ伏せに引っ繰り返した。

そして久美子の両腕を後ろに回し、両手首を重ねるようにすると何やら紐のような物で縛り上げたのだった。

「え？私に何したの・・？」

久美子は両手の自由が奪われたのを知って、怪訝そうな顔で矢野を睨んだ。

「久美子は空手の達人みたいだから、念の為にね・・」

矢野はどこまでも抜かりがなかった。

今度は久美子のパンストが脱がされていった。

久美子は弱々しく顔を振って拒んだのだが、そんな事で矢野の行為を止められる訳がなかった。

矢野はパンストを片方の脚だけ抜いて、もう片方は膝の辺りにわだかませておいたのだ。

「さて、いよいよ最後の１枚だよ！」

矢野は最後の１枚のショーツに指をかけた。

「あ、ダメ・・それだけは・・」

久美子はしきりに顔を振って拒んだ。

でも、そんな久美子をあざ笑うかのように矢野は手にかけたショーツを脱がせていく。

「ああ・・ダメ・・脱がさないで・・あ、嫌・・」

久美子は後ろ手に縛られた不自由な体をのたうたせて哀願したのだが、矢野は聞く耳を持たなかった。

パンストと同様に片方の脚だけ脱がせ、もう片方はパンストと一緒に膝辺りでわだかまっていた。

久美子の尻に矢野は武者振り付いたのだった。

適度な柔らかさと弾力のある魅力的な双臀だった。

矢野は双臀の縦筋に沿って舌を這わせていく。　　

久美子は毛深い体質だった。

恥毛がアナルのすぐ手前まで生え揃っていたのだ。

そして１本１本が剛毛なのだった。

矢野の舌先が久美子の腟口からアナルまでを這っていた。

「ああ・・ダメぇ・・あっ、あっ、ああん・・」

矢野の舌がアナルにまで触れて来たのを感じて、久美子が顔を仰け反らせた。
　
久美子はシーツを汚してしまう位に濡れていた。

それは矢野のキスが大きな要因だったかも知れなかった。

矢野は久美子の尻を抱えて持ち上げた。

久美子は両膝と頭で体を支える事になり、お尻を後ろに突き出したあまりにも恥ずかしい格好を取らされたのだった。