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寝取られ妻
第3章 不覚
「ああっ・・ああ・・はあ・・ダ、ダメ・・ああっ・・あっ、イッちゃう!」

久美子はその美貌を恍惚に輝かせて、美麗な裸身をブルブルと痙攣させながらイッたのだった。

「久美子、イクって言えよ!」

矢野が自身も果てながら久美子を叱咤するのだ。

「ああ・・イ・・ク・・」

久美子は矢野の激しい脈動を感じながら、自分の胎内に熱い精液が浴びせられるのを遠ざかる意識の中で知覚したのだった。



祐介が目を覚ましたのは明け方の4時過ぎだった。

回りを見ると皆帰った後だった。

ふと見ると久美子がキッチンで洗い物をしていた。

「やっと起きた?皆もう帰ったよ・・」

久美子は微笑みながら祐介に声をかけてきた。

「あ、そうか。俺、飲み過ぎて値落ちしたんだな。ああ、頭が痛い」 

祐介が頭を振っていると、久美子が冷たい水を持ってきてくれた。

「ありがとう」

祐介は手渡されたコップの水を一気に飲み干した。

「あ、そう言えば、矢野も帰ったのか?」

「え?矢野君・・?う、うん、帰ったよ」

一瞬、顔を曇らせた久美子がすぐにまた笑顔を取り戻して答えた。

「何で・・?」

「だってさ、あいつ久美子の事口説いてたじゃん」

祐介は心配そうな顔をした。

「ああ、あれね。大丈夫よ。私には祐介しかいないから・・」

久美子は心配かけまいとして無理に作り笑いを浮かべたのだが、内心では複雑な思いだった。

「久美子をあいつに取られはしないかと心配なんだよ」

祐介は真剣な表情で久美子を見詰めるのだった。


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