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第2章 来客

そんなある日、祐介に同級生の山田からラインが届いたのだった。

『この前はありがとな！ところで皆がお前の家にお祝いに行きたいって言うんだよ！奥さんだって、同じ同級生だし、たまには昔のクラスメートと旧交を温めるのも良いんじゃないか・・と！奥さんと相談してくれ！』

そんな内容だった。

確かに久美子との結婚式に呼んだクラスメートはほんの数人だった。

高校を卒業してから、同級会までに会っていない人間は呼ばなかったのだ。


祐介はさっそく久美子に相談したのだった。

「そうよね、式に呼んでない人もいるしね・・。何人位が来るのかな？１０人なんて言われると困るけど・・４〜５人位なら・・」

久美子も賛成してくれた。

「よし、じゃ皆を呼んでやるか！ところでいつにする？」

正直言うと、祐介は当時アイドルだった久美子を嫁にした事を皆に自慢したかったのだ。

「そうねえ。私は月曜が休みだから日曜日なら歓迎だけど・・祐ちゃんは金曜日か土曜日がいいんでしょ？」

「そうだけど・・皆にも聞いてみよか？」

それから私は山田に皆の都合を聞いてもらう事にした。

返事は皆の都合聞いてからにするつもりだった。