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第3章 交わり

「ああっ・・ダメ・・もうヤメて・・ああ、動かないで・・」

加奈子は泣きながら哀願するのだった。

このままだと和田に醜態を晒す事になってしまうのが恐ろしかったのだ。

「和田先生、お願い・・もうヤメて・・でないと・・」

加奈子は汗ばんだ美貌を歪め、仰け反らせて切羽詰まった状況である事をしきりに和田に訴えるのだった。

「加奈子先生、イキそうなんでしょ？遠慮しないでイッて下さいよ！」

和田は嬉しそうにニヤけながら、加奈子をイカせるべくペースを上げるのだった。

「あっ、ダメ・・あっ、ああ・・私・・イッちゃう！」

ついに加奈子はその台詞を口走ったのだった。

そんな加奈子を頼もしく見ていた和田は激しく打ち付けてイカせようとした。

「ああっ・・ダメ・・あ、イク・・ああ、イク・・！」

背中に冷たい汗が流れ、全身が甘く痺れ切るのを感じた加奈子は何度もその言葉を繰り返しながら、襲って来たオーガズムに全身を二度三度痙攣させたのだった。



「加奈子先生、イッたんですね？」

精魂尽き果てたようにがっくりと顔を横に伏せて、今味わった強烈な絶頂感の余韻にうっとりと浸っている加奈子に和田が聞いてきた。

一瞬、目を開けて和田を見た加奈子だったが、すぐに目を閉じて余韻に浸る姿は和田を更に掻き立てたのだった。


「ああっ、ああっ・・はあ・・ああん・・あっ、ダメ・・ああっ・・ああっ・・」

和田に激しく突き上げられて、またしても屈辱の瞬間が迫ってきた加奈子が激しい反応を見せていた。

汗と涙に頬を濡らした美貌を忙しく動かしながら、両手でシーツを握り締めたり、和田の腕を掴んだりと明らかに加奈子が快感と闘っている様が見て取れるのだ。

「ああっ・・嫌、嫌・・あっ、ダメ・・ああ、私・・」

「加奈子先生、またイクんですか？いいんですよ、遠慮しないで何度でもイッて下さい！」

和田がそう言いながらピストン運動を早めていく。

「ああっ、ダメ・・それ以上、しないで・・」

この状況でよくもそんな注文が出せるものだと和田はおかしくなって笑うのだった。

「ああ・・和田先生、お願い・・もう、ヤメて・・」

「加奈子先生、本当にやめてもいいんですか？」

和田が意地悪な笑いを見せた。

加奈子が、え・・？という顔をすると、その直後、和田がピタリと動きを止めたのだった。