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寝取られた人妻教師 
第2章 出張先で
当日、加奈子と和田は東京駅で待ち合わせしていた。

約束の時間になっても和田は現れなかった。

万一を考えて、少し早めの時間で待ち合わせしていたのだが、案の定、和田は来なかった。

加奈子は次第にイラついてきた。

すれ違う男達の何人かが振り返って加奈子に熱い視線を送っていても加奈子は一切無視をしていた。

来る気がないなら、立候補なんかしなければいいのにと心の中で呟く加奈子だった。

和田は発車1分前にやってきた。

「和田先生、心配しましたよ。もっと早く来て下さい」

さすがに加奈子は愚痴の一つも言いたくなった。


最初に加奈子を驚かせたのは、新幹線が出発するなり、和田が加奈子の隣で缶ビールを飲み始めたのだった。

「ちょっと、和田先生、いきなりビールですか?」

加奈子は注意したが、和田は笑ってごまかすのだった。

いつもはスポーツ用トレーナーしか着ない和田が珍しくスーツを着ているものだから、加奈子も調子が狂ってしまった。

それにしても、和田はむかしラグビーをやってたというだけあって、立派な体格をしていた。

肩幅など加奈子の倍はありそうだった。

加奈子は朝早く起きたせいもあって、ついウトウトしてしまったのだった。

ハッと目を覚ますと和田が加奈子の太腿に触れているのだった。

偶然かも知れなかったが、和田の指が加奈子のスカートの上から何度も往復しているのだ。

加奈子は和田の手を払った。

すると和田は大人しくなったのだ。

(やっぱり・・)

確信犯に違いなかった。


予定通りに新幹線は大阪に着いた。

加奈子は前もって会場を調べて置き、スマホのナビを入れておいたからスムーズに着く事が出来たのだった。

勿論、和田は加奈子に全てお任せの体で、今日は観光にでも来たのかと呆れてしまう加奈子だった。

2人は会場に入り、受付を済まし、シンポジウムに無事出席出来たのだった。

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