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寝取られた人妻教師 
第2章 出張先で
加奈子と和田はラブホにいた。

部屋が空いていたといっても、一部屋だったのだ。

加奈子はまたしても部屋に入った所で立ち尽くしていた。

「浅井先生がベッドで寝て下さい。俺はソファで寝ますから・・」

和田が殊勝な事を言っていた。

仕方なく加奈子は歩を進め、ベッドに腰を下ろした。

「和田先生、わかってますよね?変な事したら、まっすぐ警察に直行しますからね・・」

加奈子は先制パンチを放ったのだった。

「わかってますよ!第一、同僚の先生を襲ったりしたら完全クビじゃないですか?そんな馬鹿な真似はしません」

和田が加奈子を安心させるように穏やかな口調で言うのだった。

「あ、ところでお腹空きませんか?」

「そう言えば何も食べてなかったわね。食べに行きましょうか?」

ちょうど加奈子もお腹が空いてきたところだった。


2人はスタッフに声をかけて、外出の許可を取るとホテルを出て、近くの中華料理店に入ったのだった。

「いやー、しかし参りましたね」

「そうね、まさかこんな事になるなんて・・」

2人は料理を食べながら、ビールを飲んだのだった。

加奈子もビールを飲みたい気分だったのだ。

「ちょっと失礼!」

加奈子はセカンドバッグからスマホを取り出して、どこかへ電話をかけたのだった。

和田が興味津々の体で聞き耳を立てている。

「あ、翔ちゃん?お母さんだけど、今日帰れなくなっちゃったの・・。ごめんね、お父さんにはラインを送っといたから・・。うん、わかった。それじゃね」

どうやら相手は独り息子らしいと和田は察していた。

でも、こういった非常事態の場合、普通は息子ではなく、夫に連絡するのではないのか・・?

和田はそう思いながら、鋭い観察眼で加奈子の家庭の事情を察していたのだ。

それは、加奈子夫婦はあまり仲が良くないのか、互いに干渉しない主義なのか・・?

いずれにしても、夜はレスの可能性が高いと和田は見て取ったのだった。

「息子さんですか?心配してたでしょう?」

「うん、旦那はいつも遅いし、一人っ子だから・・」

加奈子は酔いもあったのか、珍しく自分の家庭の事情を語るのだった。

「旦那さんはどんなお仕事を・・?」

「商社に勤めてるの・・。飲む機会も多いらしくて、しょっちゅう午前様・・!」

加奈子はビールを飲みながら苦笑いするのだった。


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