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寝取られた人妻教師 
第2章 出張先で
ホテルへの帰り道。

さして酒に強くない加奈子は、気のせいか足元がふらついていたのだった。

「加奈子先生、大丈夫ですか?」

心配するふりをして和田が声をかけた。

「大丈夫よ・・。この位で酔ったりしないわよ・・」

加奈子はご機嫌だった。

和田と一緒に飲んだからではない。

久しぶりにお酒に酔って、後はホテルに戻って寝るだけだという安心感と息子が自分の事を心から心配してくれていた事で気分が良かったのだ。

ホテルの前まで戻って来た時、すれ違った若者2人が振り返って加奈子を熱く見ていたのを和田は体よく追っ払ったのだった。



和田と加奈子はスタッフに戻った事を告げ、エレベーターに乗り込んだのだった。

「加奈子先生、こちらです。足元に気を付けて・・」
 
和田は紳士らしく加奈子を誘導する。

「はあー、久しぶりに酔っちゃったわ・・」

加奈子はベッドに大の字に引っくり返ったのだった。

「加奈子先生、迎え酒と言いますから、缶ビールでもどうぞ・・」

和田が用意していた缶ビールを加奈子に手渡した。

「うーん、ちょうど喉が乾いてたのよ。和田先生、ありがとう!」

加奈子はベッドから起き上がって缶ビールのプルタブを開けると一気に飲み始めるのだった。

本当なら、飲んだ後の喉の乾きを癒やすには冷たい水が良いのだが、そんな事は知らない加奈子は和田の計略に引っかかったのだった。

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