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パートさんの頼み事 〜アイリスの色香〜【完結】
第1章 パートさんからの依頼

ボクは大丈夫、と返事しようとすると


肩がズキーン!と痛みました



どうやら尻もちを付く直前


斜面側の右腕をとっさに地面に伸ばしていたみたいで肩が衝撃を受けたみたいです


右の腕から肩まで泥だらけ


足は水路にハマったとはいえ、長靴なので中まで濡れてはいないようです


とりあえず斜面にゴロリとなりながら、肩からベルトを外して刈払機を安全な場所に置きます


ようやく右腕をかばいながら水路にハマった足を上げました



三角座りのような状態で座っていると、


まわりこんで降りてきたサカタさんが近付いてきました



「大丈夫っ!? ケガしたんじゃないのっ!?」



「大丈夫! て言いたいけど落ちた時カラダをかばって手を着いちゃったみたい」



ボクは立ち上がってカラダ中の泥を払い除けます



肩は動くのてすが、ジンジンというか、ズキンズキンします



打ち身のようです



情けない



「いったん上に戻ろう」


と、サカタさんは刈払機のほうを持ってくれました



前を歩くサカタさんに続きます



水路沿いに畑の細いあぜを歩いていきます



目の前のサカタさんはジーンズ姿だったのですが、お尻のカタチがよくわかるタイプです



張り出したお尻を眺めながら、ボクたちは斜面から上の道へ戻りました



玄関先で胴つき長靴を脱ごうとしたら、右の腕が痛すぎて、うまく脱げません



サカタさんに引っ張ってもらいながら、ようやく脱ぐことが出来ました



「あれ?ズボン穿いてなかったの?直接穿いてたの?」



「あ、コレズボンの上から穿くの?」



それで結構ガバガバだったのか



ボクはTシャツにパンツという情けない格好



「はいはい、風呂場へ行ってちょうだい!」



サカタさんが背中を小突きます



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