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パートさんの頼み事 〜アイリスの色香〜【完結】
第1章 パートさんからの依頼

シャワーを浴びて、せっかくなんでボディソープも借ります



他所の家のスポンジは気が引けるので素手に取って手のひらで泡立てます



ガラス越しにサカタさんが居ました



「頭も洗いなよ?髪の毛にも草がついとるよ

 それより、ちゃんと洗えてるの?」



「は、はい……、左腕は大丈夫てすから」



と応えると、サカタはガラガラ!とガラス扉を開けてきました!



「なんだ!ちゃんと洗えてないじゃない!」



そりゃあ片腕だけで洗ってるので、可動範囲は狭い



「ほら、向こうむいて!」



サカタさんは背中側にまわり、中途半端に泡が付いている背中から洗ってくれました



こっちは裸なので恥ずかしい




サカタさんはボディソープを追加しようとボクのカラダの前側に出ました



片腕で股間を隠しているボクを見て笑います



「オバさんに見られても恥ずかしく無いでしょ!」



「いやいや、恥ずかしいですよ」



背中、腕と素手で洗ってもらってそのまま脚のほうに手がまわってきます



「あーあ、濡れちゃった!ジロウくんが来ると思って新しいTシャツ選んだのに!」


と笑ってます



「石鹸が付いたら、そこだけ色落ちしますよ
 脱いじゃえば?」



「バカね、脱ぐわけないじゃない」



とか言いながら、しゃがんで脚を洗ってもらううちにジーンズも濡れ始めました



「しょうがないわねぇ〜」



サカタさんはそのまま脱衣場に戻ってしまいました



これで終わりかな?と思っていたら


バスタオルを巻いて、戻ってきました



「自分だけバスタオルっ!」



「そりゃ隠すわよ、見られたくないもの

 なぁに? オバさんの見たいの?」


サカタさんは余裕で笑いました



「ボクは見られてるのにさぁ」



「見るだけじゃないわよ、さぁこっち向いて」



サカタさんはボクの前に立つと同じように洗ってくれました



お腹あたりを洗いながら


「もっと筋肉つけないとね?」



「……はい」



残すは股間ですが、さすがにそこは無かった



まぁ左手で洗えますから



「はい、じゃあ次は頭ね」



風呂椅子に腰掛けると後ろに回ったサカタさんがシャワーを浴びせてきます



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