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パートさんの頼み事 〜アイリスの色香〜【完結】
第2章 アパートでの悪戯
部屋で待ってるあいだ、
台所のほうからカチャカチャ音がします
誰かと一緒に暮らすって、こんな雰囲気なのかなぁ〜と思い浮かべてしまいます
でもこっちに来てくれて良いのかな?
旦那さんのほうも入院してるんだったら着替えとか色々と通わないといけないんじゃなかろうか?
なんだか、申し訳ない気持ちになります
少し経ってから、晩ご飯となりました
仕事してるときはもっと遅い時間なので、こんな夕方に食事をするのは久しぶりです
ふたりで食事するときも、やっぱり職場に関連した話題になります
こんな商品はどーのこーの
こんな客がどーのこーの
学生バイトくんがどーのこーの
楽しい時間を過ごせました
じゃあ、そろそろと立ち上がったときに
「今日は来てくれてありがとうございます
でも今日だけでいいですから
サカタさんも色々と忙しいと思うので、ボクは当分のんびりさせてもらいますから
もう大丈夫ですよ
気を遣わないで」
と言っておきました
たぶん、自分チの手伝いをさせてしまったから、こんな事になってしまったと思いこんでるでしょうから
でも
サカタさんは笑いながら
「これぐらいはさせてよ
私も……帰ったところであの大きな家で独りだしさ
やってあげたいからしてるだけなんで、気にしないで」
と言う言葉だけ残して帰っていきました
また、やって来るみたいですね……