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パートさんの頼み事 〜アイリスの色香〜【完結】
第1章 パートさんからの依頼

燃料の混合ガソリンの缶には先月の日付がマジックで走り書きしてあります



もちろんボクの字です



〈1ヶ月過ぎちゃってるけど、まだ大丈夫かな?〉



燃料の缶は半分ほど残っていました




燃料は空気に触れると劣化してしまうので1ヶ月以内で使い切らないといけません



古い燃料を使うと故障のもとです



駐車場の端まで歩いて、燃料タンクに注ぎます



ハンドルに付いているスイッチをオンにして、


ピコピコとポンプを押します



黄色いチューブを見ると中の燃料が流れているのが確認できました




赤いチョークのレバーを上げて、空気を遮断してからリコイルを
力いっぱい引っ張ります!




掛かりません



もう一回!




やっぱり掛かりません



2回、3回、4回と引っ張って



7回目あたりでようやくブルルン、ストン


と、掛かりそうな気配




8回目!




ブルルル、  ブルルーーーーン!!!



ようやくエンジンが掛かってくれました



少しだけチョークを下げます


中間の位置



少し回転数が上がって、エンジンの音が軽快になります



そのまま刈払機を放っといて、雑草の状況を確認しておきます



アイドリング状態にして、ピストンが安定するまで慣らしておきます



だいたい今日はこのへんまでやろうか、と決めて眼鏡の上からゴーグルを付けます



ゴーグルに洗濯バサミを付けてタオルを引っ掛けます




これで飛散物から顔や首を守れます



本当はちゃんとしたサロペットとかフェイスシールドとか欲しいんですが、余計な経費はかけられません


安全対策はタオルとゴーグルです



肩掛けバンドを首にまわして、


作業開始です



ブォォーーーー!!!!



金属の刃が次々と刈り取っていきます



まわりに物が飛ぶので、駐車場に誰も停めていない時しか出来ない作業です



草が刃に絡みつくので、その都度エンジンを止めては肩掛けバンドを外し、足で草を取り除きます



そしてまたリコイルを引いてバンドを掛けて再開



これを何度も繰り返します



「あれ? ポンプ破れた」



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