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パートさんの頼み事 〜アイリスの色香〜【完結】
第4章 雨音はパートさんのささやき


ボクは身体の向きを少しずらして、右の胸へ指を伸ばします



右手が動かせないので、左手で両方の胸を責めなくてはいけないので忙しい



右の胸もずっしり重たい



こちらも何度もすくいあげる動きを繰り返します



そのあいだサカタさんは息を整えています




ある程度様子を見てから、尖端に触れると…





「あ……、  うう…   うう…」



と再び声を荒らげ始めました





そんなに尖端だけ感じるのかあ

と不思議なかんじ





ボクの下半身はすでに反応してます



胸の感触もそうなんですが、



サカタさんの〈声〉にそそられます



外は雨なのでアパートの住人は、きっとベランダ側の窓を閉めてると思うんですが、


もし暑い日でみんなが窓を開けていたら、きっとサカタさんの声が響いていたでしょう



そうか……


ボクは声でも反応するんだなぁ、と初めて気が付きました




長い時間、胸をせめていたら



ボクはその先に進みたい衝動に駆られました




何とかして脱がそうか…


それとも指を下に這わせていこうか、





そのときボクがとった行動は、





サカタさんの唇を求めて顔を合わせる近づけることにしました





唇が欲しい!





触ってもらう、触らせてもらう、というのと違って



キスは人格を受け入れてくれる行為のように思えます



ハァハァと息を荒げていたサカタさんは、ボクの顔が近づいてくるとトロンと溶けたような表情をみせましたが…




すぐに、ハッ!とした驚きの表情になり、



ボクの向きから、顔を背けました…





ボクは





その一瞬の動きが



とてもショックです





拒まれた!



ここまできて、ダメなんだ!?




ボクはどうしたら良いのかわからず、固まってしまったのです……



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