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パートさんの頼み事 〜アイリスの色香〜【完結】
第5章 パートさんの明るいお手伝い


そんなにサカタさんとばかり話してるかな?


いつも話しをしてるのはそっちの2人なんだけどな、と心のなかで思ってました




「今日の仕事終わりにね、あのコとジロウ君の話しをしていたのよ

 一人暮らしで大変なんじゃない?て話しをね

 洗い物とか、洗濯物とか溜まってるんじゃないかって話題をしていたんだけど、

 わたしジロウくんの家知らなかったから、あのコに道案内させたの

 あのコはバイトがあるから、そんなに時間が無いって渋ってたのを無理やり連れてきたのよ」


それを聞いて、ウスイさんは酷なことをするなぁと思いました



この2人がこっそり付き合っているのかどうか知りませんが、きっとバイト君はほのかに憧れてたりしてるんじゃないでしょうか?




それでなくてもウスイさんは若くても人妻さんです



ハードルが高いうえに、他の男性の家まで案内しろだなんて



オトコごころがわかっていませんね、ウスイさん!




「なんだ、黒い洗濯物ばかりね
 白いのはナイキのTシャツだけかぁ、
 一緒に洗ってもいい?」




それはサカタさんに最初に着てもらっていたTシャツ



それに向かって出しちゃったんだなぁ



一応そのときに軽くお湯で洗い流しはしといたんだけど、風呂場で一旦乾かしてから洗濯機に投げといたやつです



よりによってそれをつまむとは……



なんか申し訳ないです……



それに鼻を近づけて臭いを確認するウスイさん



「一書でいいです!一緒で!!」



突然ボクが大きい声を出したので、ウスイさんは不思議そうな顔をしていました



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