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居酒屋 かとう ※大幅に編集しました。
第1章 『文香』
涙が溢れる。
自分が求めてるのは、こんな事では無い。と思いながらも更に舌を出すと
「いい子にしなくちゃダメだよ。」
と、一言だけ呟き、また舌を掴まれた。
恐ろしいと感じていたマスターの表情は、さっきまでの冷静な眼差しに戻っていた。
キラキラと1本の線を引きながらヨダレは溢れ、顎の先から糸を引いてブラジャーを汚していく。
タバコ臭い指が舌から離されると、文香の舌には「握られていた」という余韻がしっかりと残っていた。