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第13章 はじめての

「いい？」



　守屋が、桜木の膝裏を持ち上げる。
桜木は、あられもない姿を守屋に晒しているようで恥ずかしくなる。
守屋は、桜木の無防備な姿に興奮する。

守屋が自分のソレを持って、ぬるぬると桜木の入り口に擦り付けた。

いよいよ入るんだ、と、その行為だけで背徳感が二人を襲う。



「いい？」



　守屋が最後にもう一度聞いた。
桜木が、唇をきゅっと結んで頷いた。
守屋が、ゆっくりと体を前に進めていく。
桜木は指とは違う形と重みに痛みを感じるが、力を抜くことを意識して、耐える。痛みよりも、



「あ……やばい……きもち……」



　目を閉じた守屋の恍惚に歪んだ顔が嬉しくて、まだ全部入り切っていないのに、桜木の膣が守屋の陰茎を勝手に締め付けた。



「ちょ、桜木さん……！　駄目だって……！」

「そ、言われても……」

　桜木が息も絶え絶え言い返す。



「桜木さん、大丈夫？　痛くない？」

「ん……ちょっと苦しい……ですけど」

「えっやめる？」

「大丈夫です、続けてください」

「駄目だったらすぐ言うんだよ」

「ありがとうございます」



　守屋が止めていた腰を再び進める。