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駆け込んだのはラブホテル
第14章 朝
赤く熟れた先端は、守屋が口付けをするたびに固くなっていった。
守屋は指先でそっと、桜木の太腿を撫で回す。
桜木が自分で膝を開くまで、時間は掛からなかった。
口では何とか言いつつ、体は素直だな、と守屋は思ったが、口に出したら桜木が膝を閉じてしまうのは明白なので、何も言わなかった。
ただただ、そんな桜木の反応に
――正直、興奮していた。
挿れない、と誓っておきながら、さっき空になったばかりの欲求のゲージが、むくむくと起き上がりつつあるのを感じていた。
桜木の足の間にそっと触れる。
そこはもう充分に潤滑液で満たされていた。
「痛くないですか?」
「痛くは、ない、ですけど」
桜木が喘ぎ声の間隙を縫って、何とか答える。
体を更に下にずらして、守屋は蜜が溢れ出るその入り口を舐めようとした。
布団の中に女性の匂いがたちこめていて、守屋は喉を鳴らして唾を飲み込んだ。
すぐにでも舐めつくしてやりたかったけれど、布団の中は、思いのほか息苦しかった。
守屋は、足元の布団を跳ねのけた。
桜木の真っ白な足が、カーテンの隙間から差し込む朝日に晒された。
綺麗だ、と思った。
「も、守屋さん……っだめ……っ」
桜木が慌てて布団を抑えようとする。
守屋の頭の上に、再び布団が覆い被さってきた。
「大丈夫、見ないから、目ぇつぶるから!」
「で、でも……」
そう言いながらも、桜木の手は少し緩む。