この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
駆け込んだのはラブホテル
第9章 帰りたくないと言ってくれ



しかし、守屋は言った。

「桜木さんは、どうぞお気になさらず。僕は、適当にコンビニまで走って傘買います」

「そんな……だったら、コンビニまで、傘、入っていきますか?」

 この期に及んで、桜木は、そんな提案をする。

「……いえ、それでは桜木さんが濡れてしまうので。荷物も多いですし」



 コンビニと言ってもそこそこ遠い。
駅とコンビニが併設されているような東京都心とは訳が違う。



「荷物より、守屋さんが風邪を引くほうが困ります」

「幸い今日は金曜日ですし、週末寝てたら何とかなりますよ」

「風邪引くこと前提ですか」



 桜木が、ちょっと笑った。
今日はじめて笑顔を見た気がして、守屋の胸が痛んだ。


/129ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ