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駆け込んだのはラブホテル
第1章 大雨とダブルブッキング



「一部屋しかないみたいですね……」

 桜木が申し訳なさそうに守屋を振り返った。守屋は、慌てて桜木の華奢な背中から視線を外した。

「そうですか、じゃあ、桜木さんはそこで寝てください。僕はもう少し探します」

 そう言うと、桜木は驚いたように目を丸くした。

「でも、もう散々探したじゃないですか。ありませんよ、このあたりには」

「だったら、適当にネカフェでも見つけます」

「そんな……」

「大丈夫、僕はネカフェ慣れてるんで」

「でも」

 バッグと傘を持ち直した守屋の、バッグの隅を掴んで桜木が引き留めた。

「申し訳ないですよ、ここは先輩の守屋さんが」

「女性をひとりで難民にするわけにはいきませんから」

「女性をひとりでラブホテルに置いていくのはいいんですか」

 言われて、返答に詰まる。


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