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駆け込んだのはラブホテル
第13章 はじめての

けれど、女性のいちばん気持ちがいいところは、ここじゃない。
確か、もっと上のほうに、と、守屋は舌を這わせてそこを探る。
知識はつけてきたつもりだったが、知識だけで対抗するには些か複雑な形をしているようだった。
控えめに生えたごわごわした茂みも、守屋の邪魔をした。
守屋は、もちろん本物を見るのははじめてだったし、例えAVや写真やなんかでも、ぼかしの入っていないそこを見たことがなかった。
「桜木さん」
指で愛液を桜木の、穴があるであろう場所に擦り付けながら、守屋は顔を上げて、桜木の顔の方角を見る。
「んっ……」
「電気つけちゃ、駄目?」
「えっ……だ、だめ……」
「見えないと、わからなくて……桜木さんがどこがイイかもわからないし、傷つけたりしても嫌だから……」
そう言うと、桜木は、迷っているようだった。
守屋は指で、蜜壺の入り口があるであろう場所を撫でながら、桜木の返事を待った。
「でも……恥ずかしいし……汚いし……」
「汚くはないよ。もう舐めちゃったし」
「……っ! 言わないでください……っ!」
桜木が、膝を閉じようとするが、守屋の体が挟まっているので叶わなかった。

