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君と偽りのドライブに
第21章 2‐10:攻守
「俺が……っしてたのにっ……」
怒りながら感じる哲弥が可愛くて、両側の突起を弄りながら目線を下げると、彼の欲望の塊は、また復活したようだった。
ジーンズのファスナーの間から、下着を押し上げて顔を覗かせていた。
片手を胸から離して、それに触れる。
「は、おい!」
哲弥が飛び跳ねるようにして私の足元に逃げた。
「何してんだよ!」
「何って……駄目だった?」
私は服を直しながら体を起こす。
ブラウスは彼の唾液のせいで変な形に濡れてしまったけれど、中のブラを下ろしてしまえば形は誤魔化せるだろう。
下は……スカートが脱がされてしまったから、ブラウスの裾を引っ張って隠せるポーズを見つける。
「次は有紗の番だって言って……」
「でも、よかったんでしょ?」
う、と彼が言葉を詰まらせる。
「だから、それが駄目なんだって……俺がまたシたくなったら困るじゃん」
「困らないけど……」
「…………」
哲弥が目を泳がせる。考えているのだろう。