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君と偽りのドライブに
第22章 2‐11:はじめてを君に
「んっ……哲弥……っ」
私の動きに合わせておしりを両手で揉みながら、哲弥は胸の突起にも触れた。
こちらは唇で、それから舌で。
「……だめ……」
口では抗おうとしているのに、腰が止められなくて、私はどうしたらいいかわからなくなって、感情までもがぐちゃぐちゃになる。
擦れるたび鳴る水音と同じぐらい、私の情緒も犯されていく。
「あっ……哲弥……だめ、気持ちい……っ」
あんなに恥ずかしがっていた単語を、私はぽろりと口に出してしまって、つい目を開けてしまうと哲弥とばっちり目が合って、それが恥ずかしいはずなのに、腰は勝手に動く。
自分が気持ちいいところに当たるように、片手を彼の膝に置き直して、哲弥に恥ずかしいところを見られていることよりも、快感のほうが勝ってしまって、
「気持ちい、気持ちいの、哲弥、」
「よかった、俺にしてほしいことあったら言って」
哲弥の声も少し余裕がなさそうだった。
私はその声でちょっとイキそうになってしまって――けれど、同時に違う感覚が襲ってきて、私は慌てて動きを緩めた。
「有紗?」
「い、いや、」