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君と偽りのドライブに
第22章 2‐11:はじめてを君に
我慢できそうだろうか?
それとも、一旦お手洗い行ったほうがいい?
と、私は必死で考えていたのだけれど、哲弥はいったい何を勘違いしたのか――
「もしかして、イキそうだった?」
「……ちがっ――」
微妙に浮かせた私の腰を、一気に下から突いてきた。
「ちょ、哲弥、うぁ……っ!」
変な声が出た。
哲弥が笑った。それは悪魔の微笑みだった。
私に任せると言った癖に、リズミカルに私を刺激して、ぎしぎしとベッドが軋む。
彼が手を伸ばして、両側の右胸の乳首を摘まんだ。
「あっ……だめだめだめ、」
「有紗、気持ちいい?」
「気持ちい、気持ちいからちょっと!」
「よかった、続けるから」
最早、だめ、ストップ、と言う余裕すらなかった。
快感にすべてを持っていかれる感覚、もういいや、と思ってしまった。
哲弥が悪い。
意地悪するから。
それより今はもう身を任せてしまいたい。
私の太腿を、水滴が垂れる感覚がした。
「イッて、有紗、イッて……っ」
あ、きもち、い……っ!