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君と偽りのドライブに
第6章 1‐5:お見舞い



 お父さんとお母さんと香澄ちゃんが前を歩く、その後を追いながら、彼が小さく言った。

「ごめん」

「そのために来たんでしょうよ」

「……そうだけど、でも」



「いつする? 結婚」

 哲弥が明らかに動揺するものだから、

「冗談だよ」



 私はおかしくなって、彼の小指に、自分の小指を絡めた。



 手を繋ぐでもなく。

 小指だけ繋ぐ。

 まるで、子どものころ、約束をしたみたいに。



 絡みあった小指が、熱い。


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