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君と偽りのドライブに
第15章 2‐4:律義



 食事を堪能して帰りの車の中、信号待ちで止まったとき、哲弥が

「どこか寄るところある?」

と私に聞いた。



「寄るところ?」

「その……買い物とか」



 私が哲弥の横顔を見ると、彼が目を伏せる。

「今日は、その……そのまま、うち、でいいのかなって、思ってたんだけど」

 はっきり言葉にしたのはこれがはじめてだった。



 私の早合点じゃなくて安心した。

「私もそのつもりだよ」



 哲弥がほっと息を吐く。哲弥も同じような心配をしていたのかもしれない。

「うち、化粧落としとかないから。大丈夫かなと思って」

「そのへんはひととおり持ってきたから大丈夫。シャンプーとかは借りる」

「シャンプーとトリートメントはある。いいやつじゃないけど」

「まあ、今夜使ってみて合わなかったら、今度持ってくるよ」

「これがいいってのがあるなら、今のがなくなったときに買い換えてもいいよ。俺、特にこだわりとかないし」


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