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君と偽りのドライブに
第18章 2‐7:限界



 哲弥がもう片方の突起に唇を移すと同時に、ロングスカートをたくし上げ、私の太ももを撫でた。
胸を食む唇は離さず、内腿を、足の付け根まで――下着の際まで、指で伝う。



 早く……早く、その先を触ってほしい、なんて言えない、



「ストッキングか」

 哲弥が呟いた。

「難易度高いな」

「なに、それ……」



 絶え絶えの息の狭間でなんとか相槌を打つ。



「先に脱がすわ。下手に触ると破りそう」

 哲弥は体を起こすと、一旦私の足の間から出て、ストッキングの腰の部分に手を掛けた。
スカートは完全にめくれてしまって、ベージュのストッキングと、ストッキング越しに透けた下着が彼の目の前に晒される。



 彼が手を下ろすのに合わせて、私も腰を浮かせる。
太ももや、膝や、ふくらはぎが解放される度、哲弥の手のひらが丁寧にそこを撫でていく。
それがやけに官能的で、私の素足に注がれる哲弥の眼差しが熱かった。



 ストッキングを何とか両足から引き抜くと、彼は再び私に跨って、



「……ひゃっ!?」

 ぐり、と足の間に、固いものが押し当てられる感触がして、私は思わずさっきとは違う声を上げた。


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