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君と偽りのドライブに
第18章 2‐7:限界



 押し付けられたそれは、哲弥が体を揺らす度に、くにくにと私の敏感なところに刺激を与える。
哲弥の息遣いに合わせて、胸も哲弥に吸い付かれて上下に揺らされるようだった。



 哲弥の唇の隙間から漏れる息が、熱く胸にかかる。

 哲弥の額はすでにしっとりと汗ばんでいて、前髪が額に貼り付いていた。



 哲弥が顔を上げて、ふたりの目が合う。
私を見ながらがいいと言ったくせに、彼はすぐに目を逸らす。
彼は苦しそうに眉間に皺を寄せていて、両手の親指と人差し指で胸の突起を摘んで捏ねながら、腰を振り続けていた。



 気づいたら、私も彼の動きに合わせて、いいところに当たるように腰を振っていた。



「有紗……ごめん、限界」

 哲弥の懇願するような目が――可愛い、と思ってしまっておなかの奥が勝手に締まる。



 このままじゃ、触れた部分の彼のジーンズまで汚してしまう。


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