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君と偽りのドライブに
第20章 2‐9:続き



「やっぱ顔見たい」

 哲弥の手でスカートが脱がされ、自分の開いた足の間から、彼の顔が覗いているという、あられもない光景が私の目に飛び込んでくる。



「やっ……」

 咄嗟に足を閉じようとするけれど、彼の頭を挟んだだけだった。
哲弥は舌を伸ばして、再び私の蕾をつついた。

「や、だめ、きたな……」

 彼はもう私の声など聞いていないかのように、舌で蕾を捏ねくり回し、ずずっと水音を出して液を啜った。



 蕾を攻める舌の動きを緩めないまま、彼の指が、さっきまで彼自身が入っていたあたりを撫で回す。
くちゅくちゅ、と音がして、それから、さっきより質量が少ないものが、私の中に入ってくる感触があった。



 自分のためではなく、完全に私をイかせるためだけに、彼の指が動く。
彼が蕾から口を離し、真剣な顔で中を探る、その真摯さが嬉しくて、



「あっ締まった……ここ、か?」

「ごめん、今のたぶん違う」

「……どういうこと?」



 ……言わせんな!



 私が顔を赤くして俯いていたら、彼はまたGスポット探しに戻ってくれたようだった。



 彼は反対の手でクリを触りながら、中を擦り続ける。
彼の指の感覚に集中していると、次第に私も、もっとしてほしい、というむずむずに支配されていった。


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