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12歳年下の彼に看病される話
第5章 芸術の秋…とかしてみたり

こっちが考えて居る事なんて
彼には全部丸バレだったようで。

港斗がスマートフォンを
自分の口元に近づけると。

『白のコスモス・花言葉』

音声検索で、白いコスモスの
花言葉を検索して。
表示されている検索結果を。
何も言わずにこっちに見せて来る。

『別に…その…僕は、
花言葉を知ってて、
白いコスモスの前でって
言ったんじゃないですからね?
巴さんには、白が良いなって
思ったからそう言っただけで…』

偶々だからと…彼は言いたいようで。

白いコスモスの花言葉は…

『優美』・『美麗』・『純潔』らしく。

『やっぱり…巴さんに…は
白のコスモスが…お似合いみたいですね』

パッと目を惹く様な、際立った
美しさがある訳じゃないけど。

優美の言葉が似合う様な…、
穏やかな美しさが彼女にはあって。

『それに…今日の巴さんは、
この美麗な景色に負けてない位に、
美麗…でもありますから…』

「みっ、港斗…君…こ、これ以上は…
やめてっ…、恥ずかしくて…っ
死んじゃうかも…知れないから…ッ」

顔を真っ赤にしながら、
こっちの腕に自分の顔を押し付けて。
僕の視線から隠れている様だが。
はみ出している部分が、真っ赤に
赤く染まって居て、年齢は確かに
12歳年上の36歳なのだろうが。

『恥ずかしがってる巴さんは、
可愛いですもんね、可愛いなぁ…』

「やっ…、言わないでって
今、言ったのにぃい、
港斗君の馬鹿ぁ…ッ」

だからついついこっちも
そのリアクションを期待して
可愛い可愛いって言ってしまうし。
巴さんの反応が可愛いんだから
余計に可愛いと言いたくなってしまう。

スルッ…と港斗の指先が
巴の唇をなぞって来て、
ギュッと…指で唇を押して。
圧を掛けて来る。

「み、…港斗…君?…どうしたの…?」

『いえ…、…何でも…無いんですが。
巴さんの…その唇みたいな色をした
コスモスをさっき見ましたよ』

「もしかして、それって
チョコレートコスモスの事?」

『ああ、確かにそんな色してましたけどね』

「匂いも…チョコみたいな
甘い香りがする…らしいけど…」

『チョコみたいな匂いするんですか?
ちょっと探しましょう、匂い
本当にチョコか、確かめてみたいので…』

『チョコレートコスモスなら、
あっちにありますよ』

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