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12歳年下の彼に看病される話
第4章 巴の引っ越し

その後は…実家から持って来た

2人で寝るには手狭なシングルベッドで

やっぱり狭いですね…、シングルじゃ…と

笑い合いながらセックスをして。

そのまま…、まだ…9月なのを良い事に

終わってそのまま裸で抱き合ったまま

眠ってしまった様で。

しばらく、隣で眠っている

港斗の寝顔を眺めていたが。

こうして眠っている顔を見ると、

まだあどけなさが…残って居て、

24よりも、幼く…彼が見えてしまう。

……とは言っても…、

彼と一緒に居たら…荷解きも…

中々進まずに…いつまでも引っ越した直後のまま

みたいな…お部屋のままで…居るのだけは…避けたいな。

明日の朝ご飯は…そのまま食べられるパンだけど

トースター買わないと…、パンも焼けないし。

電子レンジでチンしても…ふっくらはするけど。

やっぱり…こんがりとキツネ色に

色がついてサクッとなった

トーストが食べたいしなぁ…と。

そんな事を考えていて。

もぞもぞと…自分が眠りやすい様に

港斗の胸板の上で頭の位置を調整して。

そのまま巴は…再び眠りについた。


ーーーー
ーーー
ーー


その翌日はテレビ台を買いに行く話に

なって居たので、一緒にテレビ台を

見に行って。それからトースターも買って。

ランチを済ませて帰って来たのだが。

お昼からは購入したテレビ台を、

港斗君が組み立ててくれて。

完成したテレビ台にテレビを設置した。

『思ったんですけど…、巴さん』

床置きだったテレビが、テレビ台の
上にあるだけで部屋がリビングらしく
なったなと思いながら巴がテレビを見ていると。

隣に座って居た港斗が、声を掛けて来た。

「何?どうしたの?港斗君」

『ここで寛げるベッドにもなる
ソファがあっても…良いのかなって。
流石に…シングルだと…身体が…
ギシギシ…しちゃいますもんね…』

そう言って、一緒に…
インターネット通販サイトを見ていて。
マットレスがソファになるのが良いのか、
ソファがベッドになるのが良いのか…
お値段的にも…そんなに差は無いけど。

『僕は…脚付きの
マットレスが良いですけどね~』

そうこんなのですよと、
脚付きのマットレスの
商品ページを見せて来る。

「でも…その…これは…ッ」

『ベッドベッドし過ぎてるって
言いたいんでしょ?巴さんは』

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