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12歳年下の彼に看病される話
第4章 巴の引っ越し
折り畳みのマットレスになる
2人用の座椅子とか、
それこそソファベッドに比べたら。
寝る…って事を重視した寝心地は、
脚付きットレスが一番いいと思う…。
港斗君は背も高いから、
どうしても前者2つでは窮屈だろうし。
脚付きマットレスなら大きなサイズあるし。
ベッド…よりは…この方が、
お値段としても組み立ても簡易的だ。
けど…脚付きマットレスが…
リビングにあるのはどうだろう…?
ここでえっちをしていますと…
部屋に来る人にアピールしてる感じに
なってしまうのでは…と巴が心配してると。
『じゃあ、その上にこれを沢山
おいて置けば…ベッドベッドしないで
癒され空間になりませんかね?』
そう言って港斗が見せて来たのは
ビーズクッションのページで、
普通のビーズクッションじゃなくて
可愛い猫の形をした物だった。
猫のビーズクッションは5タイプあって。
さっきの脚付きマットレス上に、
これが5匹居たら…癒されそうだ…。
「可愛いクッション…」
『じゃあ…そうしましょうか…』
「え…ッ」
そう言いながら横でダブルサイズの
脚付きのマットレスと、
猫の形のビーズクッション×5を
彼がお買い上げしてしまった様で。
『届くのが…楽しみですね…巴さん、
明日が丁度お休みで良かったですよね』
そう言ってニコニコと笑って居て。
もう…港斗君は…今日も泊まる気でいるし、
明日も…ここで過ごす気でいる…みたいで。
『じゃあ、巴さんはまだ、
荷解きの残りがありますよね?
僕は…古紙回収ボックスにでも
開いた段ボールを束ねて捨てて来ますね』
結局…そのまま…彼のペースに飲まれてしまって。
次の日も…港斗君は家に泊ったし。
その次の日も、彼は家で過ごして行って。
家に届いた二人で寝れるダブルサイズの
脚付きマットレスの上に…5匹の。
ビーズクッションの猫ちゃん達が
可愛い顔をしてこっちを見ているのだけども。
『僕の家にも…ヨギボーの
要らないクッションあるんで、
今度の水曜日に持ってきますね。
沢山置いたら、この上でふたりで
ゆっくり出来そうじゃないですか?』
もちもちの…弾力の…
ビーズクッションの猫ちゃんの
感触に癒されながらしっかりとした
マットレスの上でゴロゴロすると…。
かなりリビングが快適な
癒しの空間になっていた。