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12歳年下の彼に看病される話
第4章 巴の引っ越し
「猫ちゃんのクッション可愛い…」
しっかりとしたマットレスの厚みもあって、
マットレスの上に直接カバーだけ
掛けている状態だが、沈み込み過ぎず
適度なクッション性があって、快適だった。
もちもちの感触の、おめめが大きい
お饅頭みたいなフォルムの黒猫ちゃんの
クッションの顔を巴がむにゅむにゅして
そのビーズクッションの感触を
楽しんでいると。
『気に入って貰えましたか?巴さん』
コーヒーカップを2つ持った港斗が、
どうぞと…淹れたてのコーヒーを
巴の方に差し出して来たので。
猫のクッションを、足と胸の間で
抱えると、自分の手でカップを受け取った。
「あっ…あの…、港斗…君…今の…」
私が、港斗君がキッチンに居るのに
すっかり自分の世界で
猫のクッションと戯れていたのを
全部…ばっちりと見られていたのではと。
港斗の顔を下から不安そうに見ていて。
『ああ、さっきの可愛らしい
クッションと戯れる巴さんですか?
僕としては、今抱っこされてる
そいつと場所を変わって貰いたい位ですよ』
「この子…と…交代…ッ」
巴が座って居る場所の隣に
ぴったりと港斗が引っ付いて座ると。
巴の抱いている猫をその手に取った。
こっちの膝と、自分の膝の間に
猫のクッションを置いて。
障害物となるクッションが無くなったので、
そのまま…コーヒーの香りのするキスを
脚付きマットレスの上でしている内に。
いつの間にか…身体を…倒されていて。
「ま、待って…ッ、港斗…君…
その…今日は…昨日も…一昨日も…
その…したからね?だから今日は…ッ」
こんな連日の様に…、彼に
抱かれてしまっていては…
こっちの身体が持たない…ので。
『良いですよ?巴さんは…
何もしないで…、ここで寝ててくれたら。
後は、全部、僕がしますから…、ね?』
「でも…こんな…毎日…しちゃったら…」
『飽きちゃいますか?そんな
心配しちゃう…巴さん…は、
勿論可愛いですけど。僕は…
これでも…控えてる…つもり…ですけど』
控えてる…つもり???
私の記憶が…確かだったら、
昨日も…一昨日も…3回だった…んじゃ…。
まだ…昨日も…したのにし足りないと
言いたげに言われてしまって…。
『巴さんは…僕と…、
えっちな事…するの…嫌い?ですか?』
「んんっ…嫌いって…訳じゃ…ない…ッ」