この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
残り火
第3章 水曜日
暇があれば、
私は俊郎のことばかり考えている。
想像ではない現実の俊郎に会いたい。
俊郎と一切の関わりのないこの部屋は、
冷たくて重くて息苦しい。
まるで牢獄だ。
私は捕えられている。
鎖が体に巻きついているように、
体の自由を制限されている。
俊郎もまた、捕えられている。
私たちはそれぞれの家族に、
がんじがらめにされている。
ほんの少し、タイミングがずれただけ。
俊郎がもっと早く現れてくれていたら、
私がもっと早く俊郎を見つけていれば、
だれにも邪魔をされなかったのに。
俊郎がそばにいないとき、
私は半分死んでいる。
存在している意味がないとさえ思える。
俊郎と出会うまで、
私はなんのために生きていたのだろう。
なんて無意味な人生を送っていたのだろう。
私は俊郎のことばかり考えている。
想像ではない現実の俊郎に会いたい。
俊郎と一切の関わりのないこの部屋は、
冷たくて重くて息苦しい。
まるで牢獄だ。
私は捕えられている。
鎖が体に巻きついているように、
体の自由を制限されている。
俊郎もまた、捕えられている。
私たちはそれぞれの家族に、
がんじがらめにされている。
ほんの少し、タイミングがずれただけ。
俊郎がもっと早く現れてくれていたら、
私がもっと早く俊郎を見つけていれば、
だれにも邪魔をされなかったのに。
俊郎がそばにいないとき、
私は半分死んでいる。
存在している意味がないとさえ思える。
俊郎と出会うまで、
私はなんのために生きていたのだろう。
なんて無意味な人生を送っていたのだろう。