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残り火
第6章 悪魔

「なに――」
抗議の途中、キスでくちびるをふさがれ、
乱暴に服を脱がされた。
突然のことに驚いて、
なにが起こっているのか理解できないまま、
私はいとも簡単に裸にされていた。
俊郎に褒めてもらいたくて新調した、
『可愛いとセクシーを両立した』という謳い文句の下着が、
無残な塊となり、ベッドの下に投げ捨てられていた。
「やめて、やめてよ」
俊郎に馬乗りになられ、
私はようやく抵抗をはじめた。
年老いているとはいえ、力では全然敵わない。
腕を押えこまれ、貪られる。
肉食獣に捕食される小動物のように、
或はゾンビに襲われる生存者のように、
無残に、容赦なく、引き裂かれていくように。
「暴れるなよ。じっとしてろ」
「こんなのいや、乱暴にしないで」
俊郎も、いつの間にか裸になっていた。
筋肉の落ちた胸板、色素斑の浮き出た肩。
白髪混じりの陰毛が目の前にくる。
顔を背けようとしたけど、髪を掴まれて向き直された。
抗議の途中、キスでくちびるをふさがれ、
乱暴に服を脱がされた。
突然のことに驚いて、
なにが起こっているのか理解できないまま、
私はいとも簡単に裸にされていた。
俊郎に褒めてもらいたくて新調した、
『可愛いとセクシーを両立した』という謳い文句の下着が、
無残な塊となり、ベッドの下に投げ捨てられていた。
「やめて、やめてよ」
俊郎に馬乗りになられ、
私はようやく抵抗をはじめた。
年老いているとはいえ、力では全然敵わない。
腕を押えこまれ、貪られる。
肉食獣に捕食される小動物のように、
或はゾンビに襲われる生存者のように、
無残に、容赦なく、引き裂かれていくように。
「暴れるなよ。じっとしてろ」
「こんなのいや、乱暴にしないで」
俊郎も、いつの間にか裸になっていた。
筋肉の落ちた胸板、色素斑の浮き出た肩。
白髪混じりの陰毛が目の前にくる。
顔を背けようとしたけど、髪を掴まれて向き直された。

