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絶対に許さないからね
第2章 平和な時間
ぺたんぺたんと足音が聞こえ、
詩子が起きてきたのがわかった。
詩子は朝に弱く、
寝起きはペンギンみたいな歩き方をする。
「なんで起こしてくんないのよー」
不服そうな顔で、
詩子がリビングに顔を出した。
どんな寝方してたの、
って思うくらいすごい寝癖。
「まだはやいじゃない」
壁の時計を見ながらわたしは言う。
朝はテレビをつけず、
ラジオから英語のニュースが流れている。
聞き取れないけど雰囲気だけ楽しんでいる。
新聞も取っていないので、わたしは世間に疎い。
銀ちゃんが留守の間は新聞を休んでもらっている。
わたしは活字が苦手だ。
長い文章を見ていると目眩がする。
「朝シャワーしたいから、
三十分はやく起こしてって言ったじゃん」
聞いてない聞いてない。
でも詩子が言ったって思い込んでいるなら、
聞いてないっていくら言っても無駄だ。
詩子が起きてきたのがわかった。
詩子は朝に弱く、
寝起きはペンギンみたいな歩き方をする。
「なんで起こしてくんないのよー」
不服そうな顔で、
詩子がリビングに顔を出した。
どんな寝方してたの、
って思うくらいすごい寝癖。
「まだはやいじゃない」
壁の時計を見ながらわたしは言う。
朝はテレビをつけず、
ラジオから英語のニュースが流れている。
聞き取れないけど雰囲気だけ楽しんでいる。
新聞も取っていないので、わたしは世間に疎い。
銀ちゃんが留守の間は新聞を休んでもらっている。
わたしは活字が苦手だ。
長い文章を見ていると目眩がする。
「朝シャワーしたいから、
三十分はやく起こしてって言ったじゃん」
聞いてない聞いてない。
でも詩子が言ったって思い込んでいるなら、
聞いてないっていくら言っても無駄だ。