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絶対に許さないからね
第15章 サプライズ
「銀ちゃんっ?」

 なんでいるのって言う前に、
がばっと抱き締められた。

「ただいま。ああ美香のにおいだ。
会いたかったよー」

 銀ちゃんが覆い被さってきて、
銀ちゃんの重さに耐えきれずに、
わたしはその場で押し倒されていた。

「ま、待て、ちょっと待て」

 わたしはじたばたして、
なんとか銀ちゃんから逃れた。
危うく押し潰されるところだ。

「なんで、どうして?」

「会いたくてたまらなくなって、
帰ってきた。詩子は?」

 頭が着いてこれていない。
銀ちゃんはわたしを軽々と持ち上げ、
お姫様抱っこする。
振り落とされそうで怖くて、
思わず銀ちゃんの首に腕を巻きつける。
そのままリビングに入っていく。
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