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絶対に許さないからね
第16章 絶対に許さないからね
「もういいの?
ご飯まだおかわりあるよ」
あ、くるな、
って思いながらわたしは言った。
銀ちゃんが熱っぽい目でわたしを見ているのがわかる。
ロックオンされた。
でもわたしは知らんぷりでご飯を続ける。
「次は美香を食べたい」
きたきたきた。
にやけてしまいそうなのを堪えていると、
お箸も持った手を握られ、キスをされ、
わたしは慌ててくちの中の煮浸しのなすを飲み込んだ。
いいよいいよ、
その強引な感じ、嫌いじゃないよ。
「わたし、まだご飯食べてる」
「またあとで食べよう」
「もう」
お箸を取られ、抱き上げられる。
お姫様抱っこだ。
結婚時の体重を超えないように努力しているとはいえ、
人間ひとりぶん、そこそこの重さがあるはずなのに、
銀ちゃんはわたしを軽々と持ち上げる。
ご飯まだおかわりあるよ」
あ、くるな、
って思いながらわたしは言った。
銀ちゃんが熱っぽい目でわたしを見ているのがわかる。
ロックオンされた。
でもわたしは知らんぷりでご飯を続ける。
「次は美香を食べたい」
きたきたきた。
にやけてしまいそうなのを堪えていると、
お箸も持った手を握られ、キスをされ、
わたしは慌ててくちの中の煮浸しのなすを飲み込んだ。
いいよいいよ、
その強引な感じ、嫌いじゃないよ。
「わたし、まだご飯食べてる」
「またあとで食べよう」
「もう」
お箸を取られ、抱き上げられる。
お姫様抱っこだ。
結婚時の体重を超えないように努力しているとはいえ、
人間ひとりぶん、そこそこの重さがあるはずなのに、
銀ちゃんはわたしを軽々と持ち上げる。