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第17章 メッセージ

「いやいや、想像に腹立てて殴るのはいい加減やめてくれ。
行かないって」

「別にいいよ。行けば？」

「いや、行かない。
俺は美香以外の女に興味ないんだ。
溜まってきたら美香を思い出してしこるんだよ」

　そんなこと堂々と宣言するな。
恥ずかしくなってくるわ。

「そのために、どうかひとつえろい画像を」

「絶対にやだ」

「一枚、一枚だけ」

「いーやーだっ」

　そんなやりとりがあって、
わたしはベッドの上で、裸で、
銀ちゃんのスマホに狙われている。
頼まれて頼み込まれて、土下座までされて、
断りきれなくなったのだ。