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絶対に許さないからね
第17章 メッセージ
昼過ぎに詩子を迎えに行く約束で、
でもまだ時間あるから二度寝でもするかなって考えていると、
スマホに着信があった。
画面を見ると兄の名が表示されていて、
出てみると詩子からだった。
「おばあちゃんがね、
あたしになにか買ってあげたいって言ってくれてるの。
あたしの好きなもの、なんでも買っていいって。
行ってきてもいいでしょう?」
詩子の声、詩子のしゃべり方。
詩子を、すごくすごく大切に思うわたしがいる。
母親としての、わたしの気持ち。
やっと思い出した。
母がわたしを想う気持ちも、
同じだということを。
「いいわよ。
でも出掛けるのはちょっと待って。
わたしも行くわ」
パパが帰ってきていたことは、
詩子には内緒だ。
また、美香ちゃんだけずるい、
と拗ねられると困る。
でもまだ時間あるから二度寝でもするかなって考えていると、
スマホに着信があった。
画面を見ると兄の名が表示されていて、
出てみると詩子からだった。
「おばあちゃんがね、
あたしになにか買ってあげたいって言ってくれてるの。
あたしの好きなもの、なんでも買っていいって。
行ってきてもいいでしょう?」
詩子の声、詩子のしゃべり方。
詩子を、すごくすごく大切に思うわたしがいる。
母親としての、わたしの気持ち。
やっと思い出した。
母がわたしを想う気持ちも、
同じだということを。
「いいわよ。
でも出掛けるのはちょっと待って。
わたしも行くわ」
パパが帰ってきていたことは、
詩子には内緒だ。
また、美香ちゃんだけずるい、
と拗ねられると困る。