この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
絶対に許さないからね
第7章 ひとりあそび



 ええい、いつまで暑いのだ!

 寒いよりは好きな季節とはいえ、
連日の猛暑日にうんざりしている。
九月に入り、さすがに毎日、
今年一番の暑さと言われることはなくなったけど、
夜になっても暑いままなのは、
そろそろ勘弁してもらいたい。
暑い暑いと毎朝銀ちゃんに文句を言うにも、
向こうのほうが暑いらしいということも面白くない。
セミがうるさい。
鬱陶しい。
静かにしてろ。

 詩子は今日、母と温泉に行っている。

 母は、心にやましいところがあるなら、
ひとりで行きたがるかと思ったが、
詩子が一緒に行くということを大歓迎していたらしい。
そのことでなぜか、兄に何度も礼を言われたくらいだ。
それで母への罪悪感はだいぶ薄れたけど、
代わりに、詩子が幽霊を期待してうきうきしているのが、
ちょっと申し訳なくなってきた。
今更、うそだと言うこともできず、
静観するしかない。
見れるといいね。
/189ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ