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絶対に許さないからね
第7章 ひとりあそび
 敵のアジトに潜入して、
見張りの男たちをばったばったと倒していく。
よりリアルに没頭するために、
雷のような蹴りを繰り出したいところだけど、
腰が大変なことになり兼ねないので自重する。
パンチでいいか。

 むう、結構興奮した展開だったのに、
どういう経緯で捕らわれてしまったのか忘れたな。
すごく卑怯な手を使われた気がするけど、まあいいか。
そこは重要ではない。
とにかくわたしは悪の組織によって、
地下に監禁されてしまったのだ。

 出ろ、と命令され、
わたしは牢屋から引きずり出される。
連日連夜の拷問により、
わたしの体は傷だらけだ。
でもわたしは、絶対に暴力には屈しない。
絶望的な状況だけど、
わたしは気丈に相手を睨みつける。
男勝りに育ってきたわたしは、
その態度は圧倒的優位に立つものたちを、
喜ばせるだけだと気づかない。
痛めつけるのは無駄だとよくわかったよ、
と言う男が、嬉しそうな顔をしている意味がわからない。
その美人面を屈辱で歪ませてやるよ。
わたしは首輪をはめられ、リードで引っ張られる。
人間のように立って歩くことは許されない。
四つん這いになり、
犬のように男に引っ張られていく。
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