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絶対に許さないからね
第7章 ひとりあそび
 ばかなことを想像していて、
作業工程を見ていなかった。
彼が振り返り、びっくりして固まったわたしは、
簡単にパーソナルスペースの内側への侵入を許していた。
彼も一瞬驚いた顔をしたけど、
すぐに真面目な顔に戻り、
わたしの顔をじっと見つめてきた。

 あ、やば……

 抱き締められると思った。
作業着の清潔な柔軟剤の香りにまじって、
かすかに汗のにおいもする。
若い男の子のにおいだ。
恥ずかしいのか怖いのか、
よくわからない感情でうつむいていると、
Tシャツを突き上げるように、
硬くなった乳首が存在を主張しようとしているのが見えた。
彼にも見られているのだ。
彼の手が伸びてきて、肩に触れられる。
ほんとうにやばい。
顔が近づいてきたら、
わたしはキスを受け入れてしまうかもしれない。
乳首に触れられたら、
彼をもっと興奮させてしまう声をもらしてしまうかもしれない。
そのままソファに押し倒されたら、
たぶんもう抵抗できない。
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