この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
絶対に許さないからね
第9章 赤いリボン
「帰ろ、疲れちゃったー」

 ぎゅうっと抱き締められる予感がしたらしい。
詩子はさっとわたしから離れ、
わたしに荷物を押し付けて歩き始めた。
詩子の存在感に圧倒される。
生きていてくれて、ほんとうに嬉しい。

 前を歩く詩子の後ろ姿。
いいケツしてやがるぜ。
髪はつやつやで濡れたように黒くて、
ピンクに近い薄紫色のカットソーに、
赤いリボンがよく映えている。
リボン?

「詩子、そのリボンどうしたの?」

「おばあちゃんが買って結んでくれた。
いいでしょー」

 弾むように詩子は言い、
リボンも一緒に詩子の髪の上で弾んでいる。
詩子が気に入っているのがはっきりとわかる。
わたしは、ふーん、と思う。
リボンとは盲点だったな。
たしかにちょっと似合ってる。
リボンは控えめに詩子を飾り、
目立ち過ぎず、
でもしっかりと詩子の魅力を引き立てている。
/189ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ