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絶対に許さないからね
第10章 十二年
 新生児の平均体重とほぼぴったり同じだった詩子。
おっぱいをよく飲み、よく泣き、
頬なんかぷくぷくで血色よくて、
看護師さんたちにも褒められた。
初めての外の空気、初めての我が家、
壊しそうと怖がっていた銀ちゃんが、
初めて抱っこした日。
抱っこで両手が塞がれて、
涙も鼻水も垂れ流し放題で笑った。
げっぷをさせるのが苦手で、
よくお乳を戻させてしまった。
詩子のうんちなら、
手についても全然平気なのが不思議だった。
夜中に突然高熱を出して、
どうしようどうしようと狼狽えたけど、
わたし以上に銀ちゃんが取り乱していたので逆に落ち着けた。
首がすわり、声を出して笑うようになり、
初めての離乳食は、詩子が嫌がって、
でもその嫌がる顔がまた最高に可愛らしくて、
ずいぶんと泣かせてしまった。
初めて寝返りをうち、初めて座り、
はいはいして、つかまり立ち、
つたい歩き。
先にパパと呼んでもらうんだ、
と銀ちゃんは相当がんばっていたけど、
結果はわたしの圧勝だった。
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