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情報ねずみは眠らない~情報屋の淫らな仕事~
第5章 情報屋の前の顔【後編】
ずちゅ、ぬちゅ、という抜き差しの音さえ、官能の材料になり、ひなは迫りくる限界を手繰り寄せる。


「はぅう、あっううぅっ!!いく、いく…あぁっ!!」


一際大きく全身を震わせ、ひなは絶頂に押し上げられた。


「…っく」


短く息を吐き、ほぼ同時に銀次もひなの中に欲望を吐き出し、果てた。


初めての挿入と、中イキを味合わされたひなは、銀次のものが自分の中から抜き出されるのを感じながら、荒く息をする。

遠ざかる意識の中で、ふいに、ひなの口をが銀次の唇でふさがれた。


「んっ…んぅ…」


息継ぎができず、苦しいほどの口付け。

力が入らない口内に、ぬるりと舌が入り込み、侵される。


(………これ…ファーストキス……)


薄れゆく意識の中、そんなことを考え、ひなは気を失った。

ちゅぷ、と唇を外し、銀次は、意識を手放したひなの頬に触れる。


「…これから、この小さいお口で、いっぱいフェラの練習させたげる。毎日この身体と好きなだけえっちできるなんて、これから先が楽しみだな~」


隣に寝ころび、涙とよだれと鼻水でぐしゃぐしゃのひなの顔を拭う。

ひなの寝顔を見つめていると、蓮谷の言葉が、銀次の頭によみがえってきた。


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