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情報ねずみは眠らない
第2章 刑事の裏の顔
峰はよっぽど上司である河津に信頼を寄せていたのであろう、動揺を隠さず言葉を続ける
「それで、なんで、『面白いものがある』なんて、俺を呼び出して・・・。共犯にするつもりですか!?」
「共犯、なんて人聞きの悪いこと言うんじゃねえよ。今回こいつに渡した捜査の裏情報はお前が調べ上げたものだったからな・・・、その礼だと思ってくれ」
「わ、わけがわかりません・・!!!こんなこと、他の奴らに知られたら・・・!!!」
「知られねえよ、お前が黙ってさえいればな・・・」
刑事ふたりが言い合う間も、ひなは血の気のひいた顔を伏せ、河津の身体に隠れていた
そして、意を決したように河津の服をひっぱる
「・・・や、約束が違う!情報を貰うのも、身体で払うのも、河津さんだけって、最初に言ったじゃない・・!!」
静かにまくしたてるひなに目を落とし、河津はため息をひとつついた
大きな手がひなの首元に入れられ、顎をぐいと掴まれる
「んぐっ・・!?」
「言った通り最近お前に渡している情報は峰によって調べられたものが多い。それで、俺だけがこうやってうまい思いをするのは良くないと思ってな」
「う、うぐ・・」
「安心しろ、こういうことは今回限りだ。それに、警察内に情報源が増えるのは、お前にとっても悪い話じゃないだろう?」
「・・・・・」
河津の言葉に、ひなは何も言い返せずに俯く
この場で騒ぎを起こして、峰に関係をバラされるより、ずっと良い提案であった
「それで、なんで、『面白いものがある』なんて、俺を呼び出して・・・。共犯にするつもりですか!?」
「共犯、なんて人聞きの悪いこと言うんじゃねえよ。今回こいつに渡した捜査の裏情報はお前が調べ上げたものだったからな・・・、その礼だと思ってくれ」
「わ、わけがわかりません・・!!!こんなこと、他の奴らに知られたら・・・!!!」
「知られねえよ、お前が黙ってさえいればな・・・」
刑事ふたりが言い合う間も、ひなは血の気のひいた顔を伏せ、河津の身体に隠れていた
そして、意を決したように河津の服をひっぱる
「・・・や、約束が違う!情報を貰うのも、身体で払うのも、河津さんだけって、最初に言ったじゃない・・!!」
静かにまくしたてるひなに目を落とし、河津はため息をひとつついた
大きな手がひなの首元に入れられ、顎をぐいと掴まれる
「んぐっ・・!?」
「言った通り最近お前に渡している情報は峰によって調べられたものが多い。それで、俺だけがこうやってうまい思いをするのは良くないと思ってな」
「う、うぐ・・」
「安心しろ、こういうことは今回限りだ。それに、警察内に情報源が増えるのは、お前にとっても悪い話じゃないだろう?」
「・・・・・」
河津の言葉に、ひなは何も言い返せずに俯く
この場で騒ぎを起こして、峰に関係をバラされるより、ずっと良い提案であった